日本国内でマレーシア発 詐欺的投資スキームの「mface」の勧誘を、マルチ商法の手法で行う主な統括グループのひとつである「Clunb One(クラブ ワン)」。
その代表者である 吉野美穂子、その他 笹崎幸雄、田原正明、磯貝孝子の幹部会員含む計4名が、特定商取引法違反(不実の告知・不備書面の交付等)の容疑で3月11日に警視庁に逮捕された。
(MBI創業者兼会長のテディ氏と吉野容疑者)
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報道各社では、この吉野美穂子容疑者が、あたかも日本におけるエムフェイスの首謀者のような扱いで報道しているが、この他にも巨大総括グループがいくつかあり、現在も勧誘活動を継続しています。
吉野氏率いるクラブワンは、所謂日本で活動する1グループであり、吉野容疑者個人もトップリーダーの一人に過ぎません。
(東京MX NEWSより)
今回、警視庁に被害届が受理され事件化された被害者が、たまたまこのクラブワン系列であったというだけで、この4名の特商法違反容疑での逮捕のみで終わらせて被害の拡大をさせてはならない。
(吉野容疑者が代表を務めるClunb One主催のmface事業説明会風景)
ご高齢者の姿が目立ちます。
マレーシア企業が運営する会員制交流サイト(SNS)の広告権を買えば電子クーポンを得られ、資産を増やせると、うその説明で顧客を勧誘したなどとして、警視庁生活経済課は13日、特定商取引法違反(不実の告知など)の疑いで、30~60代の男女4人を逮捕したと発表した。
2013年8月以降、全国の2万3300人から計181億円を集めたとみて調べている。
逮捕されたのは、会社役員吉野美穂子(66)=東京都多摩市永山六、無職笹崎幸雄(67)=調布市西つつじケ丘二=の両容疑者ら。同課によると、「mface(エムフェイス)」という運営実態が不明のSNSについて「第二のfacebook(フェイスブック)になる」と宣伝、勧誘していた。
吉野容疑者の逮捕容疑では、エムフェイスの広告権を購入して「MFCクラブ」の会員になれば、換金可能な電子クーポンが付与されるとした上で、16年7月のセミナーで「絶対に損しない。必ずお金が増える」と虚偽の説明をしたなどとされる。逮捕は11日。
同課によると、会員の大半は電子クーポンを換金できなかった。吉野容疑者は「言動については覚えていない。ミスをして話したかもしれない」と容疑を否認。笹崎容疑者は「吉野さんの指示の下、MFCクラブの活動をしていたことに間違いない」と認めている。他の二人は否認している。
MFCクラブは顧客を紹介するとボーナスが得られるとして会員数を増やしていたという。エムフェイスを巡っては複数のグループが顧客を勧誘。吉野容疑者らは「club one(クラブ ワン)」というグループで、会員数が最大規模だった。エムフェイスを巡るトラブルは海外でも相次ぎ、同課は15年8月以降、実態を調べていた。
東京都消費生活総合センターによると「東南アジアの会社が運営するSNSの広告権に投資すれば、投資額の何倍にもなると勧誘されたが、本当か」などの相談が本年度までの6年間で計90件寄せられ、注意を呼びかけていたという。
( 2019年3月13日 東京新聞記事より)